マンホール物語
東京都小金井市
デザインマンホール
ぶらりマンホール、東京都小金井市のデザインマンホール
「こがねいさくら」とは
中央線武蔵小金井駅を降りて近くの商店街でデザインマンホールを発見。
商店街の歩道上で発見したのはカラータイプです。
マンホール一面に、桜の木と花が描かれており更に「こがねい さくら」と書かれています。
絵の構図は、真ん中に力強く一本の木の幹があり、桜の花が枝から溢れ落ちそうに見えます。
なぜ一本の桜なんでしょう?
桜にこだわる理由
市の花は「桜」
市の木は「ケヤキ」
市民の木「モクセイ、クリ」
市民の花「サツキ、ツツジ、キク」は
昭和48年10月1日に、市制15周年を記念し、郷土愛の育成市内の緑化促進を目的に、一般公募により制定されたようです。
ではなぜ桜だけを題材にしているのだろうか?
しかもこのような絵の構図には意味が有るんでしょうか?
武蔵小金井駅3番線では発車メロディが
「さくら、さくら〜」の曲が流れてくる、それほど桜なのか?
このデザインマンホールのポイントは
江戸時代に幕府の命により、「府中押立村名主の川崎右衛門」という人が、吉野や桜川から山桜の名品を取り寄せ農民たちと協力して植樹したのが小金井橋を中心に多摩川上水両岸6キロの山桜の並木。
「名勝 小金井桜」と呼ばれています。
270年まえから受け継がれている文化遺産だからです!。
(名勝 小金井桜について詳しく)
デザインマンホールの桜の構図が寂しく感じる?
大正13年、国の名勝に指定され昭和初期まで花見の名所としてにぎわうほどでしたが、多摩川上水の通水が停止されたことで、富士見桜や日の出桜といった多くの名木が失われて雑木が増え景観が変わり果てたそうです。
昭和61年に下水処理の放流により桜の枯死が進んでます。また様々な環境の悪化により名勝小金井桜は失われつつあります。
そんな危機感を感じて、桜を守ろうとする「名勝小金井桜の会」が活動をつづけているそうです。
ぜひとも「小金井桜の並木復活」を実現してほしいものです。
(名勝小金井桜の会を詳しく)
武蔵小金井駅の発車ベル以外にも桜をイメージしたものがありました。 市章のデザインです。
市章は、市制施行を記念して、一般公募により定められたもので、小金井市が桜で有名なところから、桜の花びらを配し、小金井市の「小」の文字を図案化して、本市を表彰しています。
ジブリを発見!
デザインマンホールを探すために、東小金井駅まできたところ、なんとスタジオジブリを発見しました!普通の住宅街にありました。看板がなければ素通りしてしまいそうなところです。 宮崎駿 氏は小金井市の名誉市民に選ばれていました!。
ジブリ映画の『借りぐらしのアリエッティ』 (映画の情報) の、 舞台のモデルは小金井市の「はけの小路」なんですって。たしかにそんな雰囲気いっぱいです。 (レポートのYouTube)
映画を見逃した人はこちらの商品でお試しください、小金井市の雰囲気が感じれると良いですね。